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コペルニクス的鈍感

  • 執筆者の写真: 純蔵 宗
    純蔵 宗
  • 2017年9月8日
  • 読了時間: 1分

わたしの場合、見慣れたまちや建物に 少し違った面白みが感じられるようになったのは16歳。

学校で、たてものの立面図(正面から見た全景)を 考えて描く必要に迫られたときだった。

どんな形にしたいか。普通はどうか。良否の基準は。 何も思い浮かばず、参考になる実例を求めて、まちに出た。

まちを歩くと、建物は少しも立面図ではなかった。

目線から上の、窓や、屋上の形なんて首を上げないと見えないし、 アーケードがあれば、見上げても2階以上は見えない。

そのとき、たとえ見えなくても、ごくありふれた建物でも

すべての壁を、窓を、バルコニーを、屋上を、 誰かが考えて、決め、作っていることに、初めて思い至った。 それまでは、たてものとは森の木のように、ただ生えている、 とでも思っていたかもしれない。


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こどもの頃は、育ったまちや学んだまちに不満タラタラでした。でも今は、どこに行っても
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