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1980s age~2010s age


まだ建ってるぞ
姶良市の川沿いにある 倉庫か、ひょっとすると工場か? なんとなく深追いしない方がいいのかな と気遅れして、特に調べていない。 でも通りがかるとつい気になって 「まだシャンとしてるかな」と見てしまう。 腰が曲がってはきているが、 まだかくしゃくとしていらっしゃった。


モダンのG.O.
三層にまたがるビル窓。 こういうビルを見ると、モダンだけど ジャイアントオーダーみたいな考え方だな と思ったりする。


お固い美容院
自分の中でどう位置づけたらいいのか分からず、 社会的には位置づける必要を感じる人もいない。 そういうタイプの建物の一つが、 ヘアーショップたみこ。 握りこぶしみたいなフォルムと、 平屋で鉄筋コンクリートというオーバースペックぶりと 丸窓がけっこう気に入っている。


リーゼント庇
こういうのを個人的に内心「リーゼント庇」 と名付けて観察し始めてからずいぶん経って リーゼントという髪形はどちらかというと 後ろ髪の特徴を言い表していると知った。 前髪のボリュームはポンパドールと呼ぶそう。 今さら変える気はないけど このリーゼント/ポンパドールは...


ひっそりした傾奇者
JAあいら加治木。1970年代かなー。 現在の主要道路、まちの表通りからは 明らかに外れたエリアにひっそり建っている。 そのロケーションと、 自己主張の強い造形のギャップが 妙に心に残る建物。


安藤忠雄が握ったBIGIビル(BIGI抜き)
世界的な建築家である安藤忠雄が 設計した鹿児島県内の建物として、 鹿児島大学の稲盛会館がよく知られている。 しかし天文館の照国表参道の入り口に建つ BIGIビルが安藤作品であることは意外に知られていないか、 「安藤作品かも」という疑問符付きで知られていたりする。...


市役所階段の光
鹿児島市役所の本館は、 昭和12年(1937)に建った様式建築。 様式主義の建物らしい細部を気軽に見られるので、 わりに気に入っている。 外観にも見所が多いが 市役所が開いているときなら、おすすめは中央階段。 左右対象な建物の中央にある、左右対象な階段で...
コペルニクス的鈍感
わたしの場合、見慣れたまちや建物に 少し違った面白みが感じられるようになったのは16歳。 学校で、たてものの立面図(正面から見た全景)を 考えて描く必要に迫られたときだった。 どんな形にしたいか。普通はどうか。良否の基準は。 ...


こうしん
あそこのあれが気になる。 という話をこれまで、相当いろんな人にしてきた。 でもほとんどの人が、 そんなのあったっけとキョトンとする。 そのことの方がもっと気になる。 ひょっとして、見える人と見えない人が??


曇り空の方が似合う
どんよりとした天気の日は、視線も行動も内向きになりがち。 でも暗い空の下で見る建物には、独特の魅力がある。 いつもよりシルエットや素材感が浮き立って見えたり、 逆にはぐらかされて想像力を掻き立てられたり。 傘の中からじっと 雨を見てたのさ...


動脈と静脈
山形屋のエスカレーターの手すりには 赤いものと青いものがある。 2号館3号館には例外もあるが、1号館の場合 上りが赤、下りが青。 となっている。ごく単純なルールだけど 気付いたのはここ数年のこと。 あなたは、気づいてましたか?


近代化と鹿児島の建造物
1998年、大阪で学生をしているとき、地元の状況を知りたくて 「近代化と鹿児島の建造物」という本を買って読んだ。 田良島昭(たらしま あきら)という地元の大学の先生が、 鹿児島のまちの近代史にからめてや石の文化を語っていた。...


穴と筒
メタリックな素材感で 穴や、筒といった曲線のある建物を見ると なんだか未来的、SF的に感じる。 でもその感じ方自体は、 鉄腕アトムよりもっと前、1930年代くらいから 変わっていないようだ。 そうすると、自分の感性が疑わしく思えてくる。 ...


山形屋のみどり
山形屋には ビル建設(大正~昭和初期)の頃からと思しき部分と 昭和の高度経済成長期に大幅改装されたと思しき部分、 それからつねに更新されるテナント部分がある。 建物の歴史が バウムクーヘンのように層を成し、訪れるたび、 ...
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